人類学演習・談話会
縄文農耕論の再検討
米田 穣 先生(東京大学総合研究博物館)
2023年05月19日(金) 16:50-18:35 理学部2号館201号室
1960年代に藤森栄一が、八ヶ岳西麓の縄文時代中期に成立した大型集落について展開した「縄文農耕論」は学史上著名だが、雑穀の可能性があるとされた炭化種子がエゴマと同定されてからは、否定的な意見が支配的であった。しかし近年、土器圧痕から発見されたマメ類の大型化によって縄文時代の農耕の可能性が再び脚光を浴びている。縄文時代に農耕が存在したといえるのか、農耕と牧畜による食料生産の開始は人類史にどのような意味をもつのか、進化生態学的な視点から再検討する。
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<今後の予定>
5月 26日 河野 礼子 先生(荻原)
30日 小金渕 佳江 先生(太田)
6月 2日 福田 正宏 先生(近藤)
9日 金原 秀行 先生(荻原)