ごあいさつ

 専攻長を仰せつかって2年目になります。3年前に生物化学専攻と旧・生物科学専攻を統合して新・生物科学専攻となり、教員数62名(基幹講座承継教員のみ)、大学院修士課程定員84名、博士課程定員44名という大きな専攻となりました。専攻のカバーする学問分野は、分子生物学と細胞生物学を基盤に、生化学、構造生物学、発生学、生理学、神経科学、医科学、生態学、動物学、植物学、人類学、ゲノム科学、生物情報科学、システム生物学など、生物学のほぼすべての分野をカバーし、研究対象は、サイズ的にはオングストロームからキロメートルまで、時間的にはミリ秒の分子間相互作用から数億年の生物進化までをカバーした、さまざまな研究が日々繰り広げられています。このメリットを生かすべく、専攻統合以来、教員学生を問わず、専攻のメンバーが知恵を出し合って新たなしくみを作ってきました。教員学生一体となった修士課程および博士課程の研究発表会や、教員の間のクローズドセミナー、専攻総出のリトリートなど、新たな試みにより、広い範囲の学問分野にわたるお互いの研究に接する機会が頻繁に与えられ、活気あふれる雰囲気になったことを嬉しく思っています。今後さらに、専攻の持つ研究基盤をもとに生物科学の新たな学問分野を作り出し、若手の力で数々の新発見を生み出す環境の醸成に努力して参ります。各方面からのご支援をよろしくお願い申し上げます。

平成29年4月21日
生物科学専攻長 飯野雄一