人類学演習Ⅲ/人類学セミナー3
足根骨の形態変異に着目した下肢回旋動態特性の解明
野崎 修平 先生(東京大学 大学院理学系研究科 人類進化生体力学研究室)
2019年05月10日(金) 16:50-18:35 理学部2号館 201号室
足関節外側靭帯損傷はスポーツ競技における発生率・再発率が高く,その効果的な治療法・予防方法の確立に向けた研究が数多く進められてきた。特に足関節複合体の回旋運動を制御する仕組みの解明が根治的な保存療法・予防法は確立に必須であるが、足関節複合体がどのような回旋運動生成機序を有しているかは未解明の部分が多い。発表者は,足関節複合体を構成する足根骨の形態変異が,回旋運動生成の機序に関与すると考え,健常者・有疾患者の関節形態のバリエーションの解析を進めてきた。本講義では,これらの関節形態解析により得られた知見に加え,今後の研究展開について医療技術職(理学療法士)の視点を踏まえ紹介する。
<今後の予定>
5月 17日 五月祭準備のため休講
24日 講演者未定
31日 中山 一大 先生
6月 7日 松村 秋芳 先生