人類学演習/人類学セミナーⅠ・Ⅱ(人類学談話会)

生物考古学における新たな分析手法の応用:古人骨プロテオミクス解析と歯石DNA分析

澤藤 りかいさん(分子進化・分子人類学研究室)

2016年11月18日(金)    16:50-18:35  理学部2号館 323号室   

自然人類学においては形態学・DNA配列解析・同位体分析など様々な手法を組み合わせ、古人骨から過去のヒトの生活・遺伝情報などを復元してきた。それぞれの手法には利点・欠点があり、様々な手法を組み合わせてヒトの歴史の全体像を知る必要がある。近年、次世代シーケンサなど、新たな分析手法の導入によって自然人類学の研究は発展を遂げてきた。本発表では、古人骨から過去のヒトの営みを知るための新たなアプローチ手法(古人骨プロテオミクス、歯石DNAを用いた食性復元)を紹介する。