人類学演習/人類学セミナーⅠ・Ⅱ(人類学談話会)

発情の同期について

井原泰雄先生(東京大学・生物学科・生物科学専攻・進化人類学研究室)

2016年06月24日(金)    16:50-18:35  理学部2号館 402号室   

霊長類のいくつかの種で、雌が発情を同期させているという報告がある。複数の雌が同時に発情することには、優位雄による繁殖機会の独占を緩和し、またより多くの雄を群れに引きつける効果があると言われている。雌の戦略としての発情の同期について、最近の知見を紹介する。