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琉球列島の人々の詳細な集団形成過程を調べた研究成果がJournal of Human Genetics誌に掲載されました

琉球大学医学部先端医学研究センターの小金渕佳江特命助教(現・東京大学大学院理学系研究科)、琉球大学大学院医学研究科の松波雅俊助教、今村美菜子准教授、前田士郎教授、石田肇名誉教授、木村亮介教授の研究チームによる研究成果が、人類遺伝学の学術雑誌「Journal of Human Genetics」誌に掲載されました。

本研究では、琉球列島の人々の詳細な集団形成過程を明らかにするため、沖縄島出身者25名と宮古諸島出身者25名の集団ゲノム解析を行い、沖縄島の人々と宮古諸島の人々は異なる遺伝的背景をもつことを確認しました。

現在の沖縄島と宮古諸島の人々の成立過程を説明するには、両者の祖先として同一の琉球縄文人集団が想定できました。本州日本から琉球列島への移住がグスク時代にあったと想定されますが、沖縄と宮古の祖先集団で本州日本からの移住率が異なる可能性が示唆され、現在の宮古諸島内に存在する集団構造は、グスク時代以降に生じた島間の複数回の移住によって説明できることが確認されました。

本研究成果は、琉球列島の人々の複雑な歴史を明らかにし、東アジアを俯瞰した過去の活動を紐解く一助となります。

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