荻原研究室へようこそ

ヒトの身体構造は、なぜ今の我々のからだのように形づくられているのでしょうか?

本研究室では、ヒトの身体筋骨格構造の適応を、力学的視点から読み解き、直立二足歩行運動や、精密把握能力といった、ヒト特有の運動機能の進化を明らかにすることを目指しています。また得られた知見を、筋骨格系疾患の予防や治療へ応用する研究も推進しています。

研究方法としては、CTなどの医用断層画像に基づく3次元形態分析、モーションキャプチャシステム・ハイスピードカメラ・力センサを用いた動作分析、筋骨格モデルに基づく身体運動の計算機シミュレーション、などの生体力学的解析手法を主に用いています。それらを駆使して、ヒトの身体筋骨格系の形態と運動の進化に迫ろうとする、世界的にもユニークな人類進化研究を展開しています。

本研究室では、主にヒトと霊長類を研究対象としていますが、鳥の二足歩行や、イルカの遊泳動作の研究実績もあり、他の動物のロコモーションや機能形態学の研究も実施可能です。


新着情報

4月22日 京大自然人類学研究室との、ヒトの胎児期における鎖骨の成長減速に関する共同研究の論文が、Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America誌に掲載されました

4月1日 野崎修平先生が、本研究室の特任助教(理学系研究科生物科学専攻・理学部生物学科)として、松本優佳さんが、学振特別研究員として、着任されました。

2月4日 博士2年の根岸拓生君の、傾斜面におけるヒト足部挙動を明らかにした論文が、Frontiers in Bioengineering and Biotechnology誌に掲載されました。

1月13日 卒業生・伊藤幸太君(現・阪大)他の、ヒトとチンパンジー足部の3次元有限要素解析の論文が、Frontiers in Bioengineering and Biotechnology誌に掲載されました。

12月15日 学振PD・野崎修平さんの、ヒトと大型類人猿3種の 距骨滑車の形態差と移動様式との関連を議論した論文が、Scientifc Report誌に掲載されました。

12月8日 卒業生・齋藤剛君の、ニホンザル精密把握動作のモデル解析に関する論文(国立精神・神経医療研究センター との共同研究)が、Frontiers in Systems Neuroscience誌に掲載されました。

11月17日 博士2年の根岸拓生君の、荷重下におけるヒトと大型類人猿の足部挙動の違いを明らかにした論文が、Royal Society Open Science誌に掲載されました。


プロジェクト

超適応プロジェクト

2020-2021 新学術領域研究
身体−脳の機能不全を克服する潜在的適応力のシステム論的理解
プロジェクトホームページ

交替劇プロジェクト

2010-2014 新学術領域研究
ネアンデルタールとサピエンス交替劇の真相:学習能力の進化に基づく実証的研究
プロジェクトホームページ
第5回研究大会

移動知プロジェクト

2005-2009 特定領域研究
身体・脳・環境の相互作用による適応的運動機能の発現:移動知の構成論的理解
プロジェクトホームページ

Ring!Ring!プロジェクト

2017-2018 平成29年度機械振興補助事業
確率共鳴現象と触覚呈示により歩行を補助するインテリジェントシューズの開発

2015-2016 平成27年度機械工業振興補助事業
慣性センサーを用いた高齢者転倒予防システムの開発

Copyright (C) 2018 Ogihara Lab. The University of Tokyo All Rights Reserved.