荻原研究室へようこそ

ヒトの身体構造は、なぜ今の我々のからだのように形づくられているのでしょうか?

本研究室では、ヒトの身体筋骨格構造の適応を、力学的視点から読み解き、直立二足歩行運動や、精密把握能力といった、ヒト特有の運動機能の進化を明らかにすることを目指しています。また得られた知見を、筋骨格系疾患の予防や治療へ応用する研究も推進しています。

研究方法としては、CTなどの医用断層画像に基づく3次元形態分析、モーションキャプチャシステム・ハイスピードカメラ・力センサを用いた動作分析、筋骨格モデルに基づく身体運動の計算機シミュレーション、などの生体力学的解析手法を主に用いています。それらを駆使して、ヒトの身体筋骨格系の形態と運動の進化に迫ろうとする、世界的にもユニークな人類進化研究を展開しています。

本研究室では、主にヒトと霊長類を研究対象としていますが、鳥の二足歩行や、イルカの遊泳動作の研究実績もあり、他の動物のロコモーションや機能形態学の研究も実施可能です。


新着情報

3月4日 卒業生・村松光太朗君(現・コペンハーゲン大学)の、身体剛性パラメータがトルク変化最小モデルで予測される上肢リーチング動作の手先軌道に与える影響を分析した研究が、Cognitive Neurodynamics 誌に掲載されました。

2月27日 外国人大学院生として在籍したEline Hazotteさんのニホンザルの水平ポール上の四足歩行運動を生体力学的に分析した研究が、Journal of Experimental Biology誌に掲載されました。

2月20日 荻原教授が、東京大学八重洲アカデミックコモンズで開催されたスマートヘルススクール2025年度冬季コースにおいて「歩行研究を通じたフレイル予防の実践」をテーマに講演を行いました。

2月18日 荻原教授の総説記事がAnthropological Science (Japanese Series)誌に掲載されました。「ロコモーションの人類生体機構学史」

2月6日慶大医学部形成外科との頭蓋骨縫合早期癒合症の形態分析に関する共同研究が、Journal of Craniofacial Surgery誌に掲載されました。

2月1日 研究室のメンバーに、外国人大学院生のOlamide Robiat Hassanさんが加わりました。Olamide Robiat Hassanさんは、大学院生として2026年2月28日まで本研究室に滞在します。

1月30日 特任研究員・高木蔵之助君の、縄文、弥生、現代日本人のエンドキャスト形態差を分析した研究が、International Journal of Osteoarchaeology誌に掲載されました。

1月13日 客員研究員・伊藤幸太さん、特任研究員・松本優佳さんの、解剖学的に精密な足部有限要素モデルにもとづいてヒト二足歩行中の足部動態をシミュレートした研究が、Annals of Biomedical Engineering誌に掲載されました。

11月24日 大学院研究生・田中理暉君の、道具を使用するニシチンパンジーと道具を使用しないヒガシチンパンジーの末節骨の形態に把握能力に関係する形態差が存在することを明らかにした論文が、Journal of Human Evolution誌に掲載されました。


プロジェクト

超適応プロジェクト

2020-2023 新学術領域研究
身体−脳の機能不全を克服する潜在的適応力のシステム論的理解
プロジェクトホームページ

交替劇プロジェクト

2010-2014 新学術領域研究
ネアンデルタールとサピエンス交替劇の真相:学習能力の進化に基づく実証的研究
プロジェクトホームページ
第5回研究大会

移動知プロジェクト

2005-2009 特定領域研究
身体・脳・環境の相互作用による適応的運動機能の発現:移動知の構成論的理解
プロジェクトホームページ

Ring!Ring!プロジェクト

2017-2018 平成29年度機械振興補助事業
確率共鳴現象と触覚呈示により歩行を補助するインテリジェントシューズの開発

2015-2016 平成27年度機械工業振興補助事業
慣性センサーを用いた高齢者転倒予防システムの開発

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