東京大学グローバルCOE 生体シグナルを基盤とする統合生命学
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UCSF 報告書

生物化学専攻 坂野研究室 高場啓之

滞在日程:10月21日〜10月28日
配属先:University of California, San Francisco(UCSF)
ホスト:Prof. Jason Cyster

 今回私はグローバルCOEの国際交流プログラムの一環で10月23日から25日にかけて行われるUCSFとUC-BerkeleyのImmunologyのリトリートに参加させていただきました。

 22日、ParnassusにあるUCSFのCyster研とAbbas研を訪問しました。そこで両教授のみでなくポスドクや大学院生の方々と、彼らが行っている研究と私が行っている研究についてディスカッションをする機会に恵まれました。23日はリトリート開催地であるAsilimarまでCyster教授に車で連れて行っていただきました。道中、Cyster教授は非常に気さくな方でなぜ今この研究をおこなっているのか、そして今後の研究目標という研究面の話から研究者になった理由や趣味や家族のことまでいろいろなことを話していただきました。

 23日から25日までのリトリート期間は、UCSFとUC Berkeleyから百数十名程(principal investigator (PI)、ポスドク、学生を含む)のImmunologyのdepartmentに所属する方たちが参加していました。2日間に渡り若手PIや大学院生のおよそ30名が研究発表を行ったのですが、どの方も研究に対して熱い情熱をもっていてプレゼンテーションが非常に巧みで魅力的に作られているので発表を見ること自体とても刺激的で勉強になりました。23日の夜はポスター発表があったのですが、私も発表させていただき何人ものポスドクや学生の方とディスカッションすることができ有意義な時間を過ごせました。リトリート終了後、26日はMa研を訪問しMa教授とポスドクの方たちとお話しをする機会が得られました。

 研究室を訪問した際印象的だったのはどのラボも試薬や実験器具、機械が整然と整備されていて非常に研究しやすい環境になっていると感じました。そしてUCSFの学生やポスドクも研究テーマや自身の進路について真剣に考え、高いモチベーションで研究を行っていると感じました。また今回のUCSFの訪問では日本人のポスドクの方と何名かお会いができ、研究のことや海外留学についてのアドバイスやアメリカでの生活における四方山話をいろいろとしていただきました。

 最後になりましたが、リトリートの参加を御許し下さった坂野教授を始め、旅程とリトリートの日程調整をして頂いた多羽田教授とスタッフの皆様に厚く感謝いたします。