東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻

Department of Biological Sciences
Graduate School of Science
The University of Tokyo

研究室・教員一覧 三浦研究室

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協力講座・併任教員(学内)/基盤生物科学 生物学科・B系/動物学分野 三浦研究室 附属臨海実験所

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研究課題

  1. 1. 動物における特異な発生および繁殖様式の調節機構と進化
  2. 2. 動物のボディープランに関する EvoDevo 研究
  3. 3. 節足動物における増節変態の調節機構
  4. 4. 動物における性決定/性分化/性転換に関する研究
  5. 5. 海産動物の陸上進出に伴う生理機構の進化

動物における生活史形質の革新的進化過程の解明

臨海実験所は 1886 年の創設以来,日本の動物学・海洋生物学の研究および教育の中心としての役割を果たしてきた.現在は,生活史の中で特異な発生・変態過程や繁殖様式を示す様々な動物分類群を対象に,多様な生命現象に根差す共通原理と多様性を生み出す機構に関して,Eco-Evo-Devo を貫く多岐にわたったアプローチから研究を展開している.具体的には,環境条件による表現型可塑性の機構,無脊椎動物の特異な繁殖戦略を支える発生機構,動物における左右相称性・付属肢形成の進化機構,棘皮動物における五放射相称の発生・再生機構,動物生活史における性決定/性分化様式の生理調節機構,頭部構造の進化機構,社会性/群体性動物のコロニー形成機構,動物の運動制御における数理モデリングと生理機構,などについて,臨海実験所にて採集や飼育が可能な対象を用いて,研究室メンバー各自が自律的に研究を推進している.
  • 尾部に遊泳繁殖個体を発達させるミドリシリス

  • 形態的雌雄差が顕著なトゲワレカラ