動物発生学研究室
研究室の概要
小型魚類を用いて脊椎動物の普遍的発生原理を探る
動物発生学研究室では,小型魚類(ゼブラフィッシュ Danio rerio と メダカ Oryzias latipes)を用いて脊椎動物初期発生過程における体軸形成および器官形成の機構を研究しています.小型魚類は多数の突然変異体の存在,遺伝子導入や胚操作が容易などの発生遺伝学,実験発生学に適したモデル脊椎動物です.我々は,メダカを用いた突然変異体の単離とゼブラフィッシュを用いたエンハンサートラップラインの創出を行っており,初期発生過程で重要な働きを持つ遺伝子群の機構解析を進めています.現在注目している現象は,左右軸形成,体節形成(繰り返し構造の創出),Fgfシグナルの発生における役割,各種内臓器官の発生などです.一方我々は,メダカゲノムプロジェクトを共同で推進し,脊椎動物のゲノム進化の研究も行っています.
← メダカ(上)とゼブラフィッシュ(下)の成体
生命動態の理解と制御のための基盤技術の創出
全ライフコースおよび次世代におよぶエピジェネティック記憶の研究
当研究室は、革新的先端研究開発支援事業 「全ライフコースを対象とした個体の機能低下機構の解明」、AMED-CREST採択課題「全ライフコースおよび次世代におよぶエピジェネティック記憶の研究」を推進しています.
生物の3D形態を構築するロジック
当研究室は、新学術領域研究「生物の3D形態を構築するロジック」(研究 領域提案型、平成27年度~31年度)計画班です.
お知らせ
2023/04/27
業績リストを更新しました。
2022/10/01
業績リストを更新しました。
2022/05/09
業績リストを更新しました。
2022/05/09
当研究室の論文がDevelopment, Growth and Differentiation誌のcover pictureに選ばれました。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/dgd.12774
2022/04/12
メンバーおよび業績リストを更新しました。