東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻

Department of Biological Sciences
Graduate School of Science
The University of Tokyo

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生物情報科学科 瀧川研究室 生物情報科学科

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研究課題

  1. 1. 複数分子の相互作用(化学反応)の機械学習
  2. 2. 離散組合せ構造の再帰性・構成性・階層性の表現
  3. 3. 分子構造、代謝、分子間相互作用の予測理解
  4. 4. 顕微鏡画像などの画像的データの機械学習
  5. 5. 新規分子や新規反応の機械発見

生命現象の理解に資する機械学習・機械発見の研究

私たちは生命現象を理解するための機械学習・機械発見を研究しています.生物情報科学と聞くと,多くの人は情報科学を利用した生命科学研究を想像すると思います.しかし,生命に迫るための情報科学の研究も同じく不可欠です.生命現象の痕跡を含むデータが多様な形で得られるようになりましたが,観察できることは対象の理解を意味しません.情報理解に必要な問題が既存のアルゴリズムやソフトウェアで解けるとも限りません.原子の集まりに「生命」が宿る機序を読みとるには,情報科学としてまだまだ進化が必要です.機械学習は身近な技術になりましたがまだまだ発展途上です.特にAI for Scienceは画像・音声・言語に続く新たなフロンティアです.良い研究は生命科学の前進に寄与するだけでなく,他分野へも大きな波及効果をもたらします.例えば,ゲノム・分子構造・化学反応などの離散組合せ的な非数値情報の機械学習は,言語・論理・数学・プログラムなどの機械学習に通底するものです.生命の情報理解の基盤を担うこれからの機械学習を一緒に作ってみませんか?