東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻

Department of Biological Sciences
Graduate School of Science
The University of Tokyo

研究室・教員一覧 武川研究室

EN

協力講座・併任教員(学内)/先端生物科学 武川研究室 医科学研究所 分子シグナル制御分野

研究室サイト

研究課題

  1. 1. MAPK経路およびストレス顆粒による生体応答の制御
  2. 2. 細胞増殖・死,免疫応答のシグナル伝達と疾患における異常
  3. 3. 細胞の環境ストレス受容・応答メカニズムの解明

疾患発症に関わる細胞内シグナル伝達機構の解明と治療応用

当研究室では,生体機能制御に重要なシグナル伝達システムであるMAPKカスケードやストレス顆粒の研究を行っています.ヒト細胞内には異なる機能を持つ複数のMAPK経路(ERK,p38,JNK経路)が存在しており,増殖・分化・死や免疫応答の制御に中心的な役割を果たしています.また,これらMAPK経路の異常が,癌や自己免疫疾患などの病因・病態に深く関与することが明らかにされています.私達はMAPK経路の活性制御機構と生理機能,さらには疾患との関連を分子レベル,個体レベルで解き明かし,疾病治療に役立てることを目標に研究を進めています.
  • p38・JNK経路活性化によるアポトーシス(左)とその異常による中心体増幅(右)