東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻

Department of Biological Sciences
Graduate School of Science
The University of Tokyo

内部情報 【5/16】人類学演習・談話会『進化という観点からロコモーション研究における代謝測定の意義を考える 〜 それは生物学的不利益なのか、それとも利益なのか 〜』

人類学講座・人類学セミナー

【5/16】人類学演習・談話会『進化という観点からロコモーション研究における代謝測定の意義を考える 〜 それは生物学的不利益なのか、それとも利益なのか 〜』

日時: 2025年5月16日(金) 16:50-18:35
場所: 理学部2号館201号室
演者: 安陪 大治郎 先生(九州産業大学 健康・スポーツ科学センター)
演題: 進化という観点からロコモーション研究における代謝測定の意義を考える 〜 それは生物学的不利益なのか、それとも利益なのか 〜
主催:
共催:
後援:

要旨

二足歩行はヒトやトリに見られる移動形態であるが、その中でも直立二足歩行・走行は現生人類だけが獲得した特徴的な移動形態である。直立二足歩行・走行は進化や自然選択の観点から考えると時代を逆行しているかのように数多くの生物学的不利益がある。一方で数少ない利点として移動時のエネルギーコストが少ないことや移動中に道具を使えることが出来る。本セミナーではヒトや四足動物の代謝測定に焦点を当て、主に経済速度やランニングエコノミー、移行速度、或いは低酸素・高酸素環境、低温や高温環境での応答変化、臨床的応用と意義、加齢やトレーニングとの関係、そしてヒトの進化と代謝との関わりについて比較生物学的観点から話題を提供したい。

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<今度の予定>
5月 23日 五月祭準備のため休講
    30日 講義なし
6月   6日 田村 光平 先生(小金渕)

       13日 海部 陽介 先生
       20日 蔵本 龍介 先生(井原)

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