人類学講座・人類学セミナー
【7/17】人類学演習・談話会『ゲノム情報から探る日本列島人の歴史』
| 日時: | 2026年7月17日(金) 16:50-18:35 |
|---|---|
| 場所: | 理学部2号館201号室 |
| 演者: | 大橋 順 先生(ヒトゲノム多様性研究室 ) |
| 演題: | ゲノム情報から探る日本列島人の歴史 |
| 主催: | |
| 共催: | |
| 後援: |
要旨
現代日本人は、先住の縄文人と大陸から渡来した人々との混血によって成立したとする「二重構造モデル」によって最もよく説明される。近年の古代DNA解析や集団ゲノム解析の進展により、縄文人、弥生時代人、古墳時代人、現代日本人の遺伝的関係や、弥生時代以降に朝鮮半島を主な起源とする渡来人が日本列島へ移住した過程が明らかになりつつある。一方で、人類の歴史はヒト自身のゲノム情報だけでなく、共生する微生物のゲノム情報からも読み解くことができる。
ヒトの口腔内には多様な微生物が生息しており、その集まりは口腔内マイクロバイオームと呼ばれる。口腔内微生物は食生活や衛生環境、生活様式、文化習慣などの影響を受けるため、その変遷を調べることは過去の人々の暮らしを知る手がかりとなる。古人骨に付着した歯石には形成当時の口腔内微生物DNAが保存されていることがあり、これを解析することで、歴史時代の口腔内細菌叢や微生物の進化を復元することが可能である。
本セミナーでは、縄文人・弥生人・現代日本人のゲノム解析から明らかになった日本列島人の集団形成過程について紹介する。また、縄文時代から近世・現代に至る歯石由来DNAの解析を通じて、口腔内マイクロバイオームが時代や地域、文化の変化とともにどのように変遷してきたかを紹介する。特に、歴史時代日本人では現代日本人とは異なる口腔内細菌叢が認められたこと、本州・九州と沖縄との地域差、さらに江戸時代の文化習慣である「お歯黒」が口腔内微生物の系統分布に影響した可能性などについて論じる。
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<今度の予定>
10月2日 再開予定
ヒトの口腔内には多様な微生物が生息しており、その集まりは口腔内マイクロバイオームと呼ばれる。口腔内微生物は食生活や衛生環境、生活様式、文化習慣などの影響を受けるため、その変遷を調べることは過去の人々の暮らしを知る手がかりとなる。古人骨に付着した歯石には形成当時の口腔内微生物DNAが保存されていることがあり、これを解析することで、歴史時代の口腔内細菌叢や微生物の進化を復元することが可能である。
本セミナーでは、縄文人・弥生人・現代日本人のゲノム解析から明らかになった日本列島人の集団形成過程について紹介する。また、縄文時代から近世・現代に至る歯石由来DNAの解析を通じて、口腔内マイクロバイオームが時代や地域、文化の変化とともにどのように変遷してきたかを紹介する。特に、歴史時代日本人では現代日本人とは異なる口腔内細菌叢が認められたこと、本州・九州と沖縄との地域差、さらに江戸時代の文化習慣である「お歯黒」が口腔内微生物の系統分布に影響した可能性などについて論じる。
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<今度の予定>
10月2日 再開予定
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