人類学講座・人類学セミナー
【10/16】人類学演習・談話会『膝はなぜ傷むのか:バイオメカニクスで捉える膝関節の障害と予防』
| 日時: | 2026年10月16日(金) 16:50-18:35 |
|---|---|
| 場所: | 理学部2号館201号室 |
| 演者: | 西沢 康平 先生(人類進化生体力学研究室) |
| 演題: | 膝はなぜ傷むのか:バイオメカニクスで捉える膝関節の障害と予防 |
| 主催: | |
| 共催: | |
| 後援: |
要旨
ヒトの直立二足歩行は、下肢の関節が体重を支えながら複雑に動くことで成り立っている。膝関節は、進化の過程で二足歩行に適した形を獲得してきた。一方で現代の人々は、激しいスポーツに取り組み、かつてより長く生きるようになった。急な方向転換や着地は膝の靱帯に大きな負担をかけ、長年の使用は軟骨をすり減らす。二足歩行に適応してきた膝は、現代の生活の中で、前十字靱帯損傷や変形性膝関節症という問題を抱えている。
本発表では、まず膝関節を形成する骨、靱帯、半月板の役割と、歩行中に膝が屈伸とわずかな回旋を組み合わせて動く仕組みを解説する。続いて、スポーツで多い前十字靱帯損傷について、試合映像から明らかになった受傷の瞬間の膝の動きと、けがをしやすい体の特徴や動作を説明し、小型センサーでけがのリスクを見つける研究を紹介する。次に、高齢者に多い変形性膝関節症について、軟骨がすり減って進行していく過程を、発症初期から人工膝関節置換術後の課題まで時系列に沿って説明し、早期発見に向けた取り組みを紹介する。また、予防の観点から、3Dプリンターで作製したインソールで膝の動きを変える試みとその可能性を紹介する。最後に、移動に必要な体の機能が衰える「ロコモティブシンドローム」の考え方と評価方法を説明し、健診の場でセンサーを用いて体の動きを測る取り組みを紹介する。日常の場で体の動きを測る技術が、膝の障害の予防にどのようにつながるかを解説する。
-------------------------------------------------------------------
<今度の予定>
10月 23日 博士論文予備審査会のため休講
30日 榎本 翔太 先生(荻原)
11月 6日 武智 正樹 先生(太田)
本発表では、まず膝関節を形成する骨、靱帯、半月板の役割と、歩行中に膝が屈伸とわずかな回旋を組み合わせて動く仕組みを解説する。続いて、スポーツで多い前十字靱帯損傷について、試合映像から明らかになった受傷の瞬間の膝の動きと、けがをしやすい体の特徴や動作を説明し、小型センサーでけがのリスクを見つける研究を紹介する。次に、高齢者に多い変形性膝関節症について、軟骨がすり減って進行していく過程を、発症初期から人工膝関節置換術後の課題まで時系列に沿って説明し、早期発見に向けた取り組みを紹介する。また、予防の観点から、3Dプリンターで作製したインソールで膝の動きを変える試みとその可能性を紹介する。最後に、移動に必要な体の機能が衰える「ロコモティブシンドローム」の考え方と評価方法を説明し、健診の場でセンサーを用いて体の動きを測る取り組みを紹介する。日常の場で体の動きを測る技術が、膝の障害の予防にどのようにつながるかを解説する。
-------------------------------------------------------------------
<今度の予定>
10月 23日 博士論文予備審査会のため休講
30日 榎本 翔太 先生(荻原)
11月 6日 武智 正樹 先生(太田)
13日 河村 正二 先生
| 問い合わせ先: |
|---|