東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻

Department of Biological Sciences
Graduate School of Science
The University of Tokyo

内部情報 【7/3】人類学演習・談話会『現代人における褐色脂肪組織活性の個人差からみたヒトの環境適応』

人類学講座・人類学セミナー

【7/3】人類学演習・談話会『現代人における褐色脂肪組織活性の個人差からみたヒトの環境適応』

日時: 2026年7月3日(金) 16:50-18:35
場所: 理学部2号館201号室
演者: 中山 一大 先生(東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻)
演題: 現代人における褐色脂肪組織活性の個人差からみたヒトの環境適応
主催:
共催:
後援:

要旨

褐色脂肪組織(brown adipose tissue:BAT)は代謝生熱産生を担う主要な組織のひとつで、ヒトの寒冷地への進出に一役買っていたと考えられている。集団遺伝学的な研究から、BATの熱産生能に関連するいくつかの遺伝子に、高緯度地域のヒト集団で過去に正の自然選択が作用した痕跡が見出されている。しかし、このような自然選択の標的となったゲノム多型が、真にBAT機能の個人差と関連しているかどうかはほとんど検証されてこなかった。私たちは、現代の東アジア人成人を対象に、PET-CT、赤外線サーモグラフィー、カロリメーター等の測定技術をもちいて寒冷刺激で誘導されるBAT熱産生の個人差を測定し、それに関連するゲノム多型の探索を続けている。その成果の一部をもとに、現代人に見られるBAT活性の多様性の進化起源について議論する。


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<今度の予定>
7月   10日 田辺 秀之 先生(太田)
    17日 大橋 順 先生 ※今期最終回
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