CLE ペプチドシグナル系を介した雌蕊・花粉相互作用

 

<図の解説>
CLE45 ペプチド 遺伝子は高温条件において花粉管の通り道で発現し(図上)、花粉管伸長を刺激する CLE45 ペプチドを合成していると考えられた。また、花粉管培養系を用いることで、その CLE45 ペプチド受容に必要である花粉のレセプター遺伝子が見つかってきた(図下)。CLE ペプチド遺伝子、レセプター遺伝子いずれの機能阻害実験においても、高温で短期間育成した植物での結実率が低下していた。そして、CLE45 シグナル系は花粉管における高温時のミトコンドリア活性低下を軽減させていたことがわかった。実際に気温変動の大きい自然環境に適応する上で、このような機構が重要なのかもしれない。