担当授業
霊長類学(2年 2単位)
ヒトの生物学的理解を深めるためには、近縁生物に関する知見が必要で、ヒトをそのメンバーとする霊長類について、系統関係・各分類群の特徴等について概説します。 内容は、1)生物の分類と霊長類の哺乳動物における位置、2)動物園でサルを見る、3)地質年代と化石霊長類、4)霊長類理解のキーワードと概念、5)霊長類以前、6)原猿の仲間、7)新世界ザルの仲間、9)旧世界ザルの仲間、12)類人猿、その他について。
人類学野外実習(サル山の部)(3・4年通年 3単位の一部)
人類学の研究にはフィールドワークが欠かせません。色々あるフィールドワークのうち、生きている集団調査のさわりを経験してもらいます。対象はニホンザルの群れで、長野県の地獄谷野猿公苑のご理解を得て、観察や試料収集を体験します。
人類遺伝学実習(3年 1単位)
本実習では、DNA、タンパク、染色体、細胞といった試料を扱う場合の基本的な実験技術、データの解析法を習得します。 1)遺伝子研究のための基本的手技として、DNAの抽出と変異解析、2)微量生体物質の検出のための基本的手技として、免疫学的手法を用いた生体物質の検出、3)染色体標本作製と核型解析が主な内容です。