新任教員紹介:松井求

  • 生命システムはどのような過程を経て組み上がったのか?
  • 初期生命は地球表層とどのように共進化したのか?
  • 病原菌やウイルスの起源は?

私はこれらの問いに(特に分子系統学的側面から)答えることを最終的な研究目標としています.しかし,進化距離が著しく遠い問題へ既存手法を適用することは大変難しく,これらの問いには取り組むことすら容易ではありませんでした.そこで,新しい系統解析手法「Graph Splitting (GS) 法」を考案しました.GS法は「グラフに基づいて系統推定を行う」という工夫によって既存手法が抱えていた問題を回避します.実際に,大規模シミュレーションによる精度検証を行ったところ,GS法はどの既存手法よりも優れた性能を持つことが明らかになりました.現在は,遺伝子スーパーファミリー規模の系統推定を始めとする様々な問題へGS法を適用しながら,冒頭に掲げた問いに答えるべく研究を進めています.

松井 求
東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻
岩崎研究室・高木研究室 助教
所属ラボHP: 岩崎研究室 高木研究室