東京大学グローバルCOE 生体シグナルを基盤とする統合生命学
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USCF Tetrad Retreat 2010 参加報告書

医学系研究科 分子病理学講座 山崎智子

9月7日から15日までUCSF TetRad retreatに参加する機会を頂き、関係者の方達には大変感謝しております。Retreatの参加を申し込んだ時点では全体像の把握が全くできておらず、日程や訪問研究室の調整をするのに大分慌しくなってしまいました。私はretreatの前後にUCSFの研究室を2か所訪問しました。どちらの研究室でもプレゼンテーションをさせて頂き、研究内容について活発に質問をして頂きました。一つの研究室では発表自体は30分程度の内容だったにもかかわらず質疑応答をしているうちに2時間近くになったほどでした。どちらの研究室も自分の研究と近い研究内容の研究室だったため、興味を持って下さったようで、プレゼンテーション後もテクニカルな内容などについて話し合うことができました。また、研究室のメンバーと話す機会を作って頂いたり研究室内の見学をさせて頂いたりと、非常に有意義な訪問となりました。

UCSFのretreatはサンフランシスコ市内から車で4時間ほど離れたタホ湖の近くのグランリバッケンというリゾート地で開かれます。グランリバッケン周辺は湖や山々に囲まれて素晴らしい景色でした。TetRadでは細胞分裂、細胞周期関連の研究発表が多く、自分の研究分野と離れていたため理解が難しい部分も多かったですが、UCSFの教授陣や若手PI、ポスドクの方達の研究発表はとても情熱的で、見習わないといけないと思いました。Retreat中に若手PIやポスドク、学生とともにgCOEの参加者もポスター発表を行いました。さすがに分野が違いすぎて誰も関心を示さないかもしれないと思っていましたが、数人に質問されたので、UCSFの学生の守備範囲の広さに驚くとともに専門分野にとらわれずに興味を持つことは大切だと思いました。

今回の1週間ほどの滞在は非常に密度の濃い毎日を過ごせました。このような機会を与えて下さり、様々な調整して下さった関係者の方達に改めて感謝いたします。