東京大学グローバルCOE 生体シグナルを基盤とする統合生命学
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USCF Tetrad Retreat 2010 参加報告書

医学系研究科 分子病理学分野 勝野蓉子

私は、グローバルCOE国際交流プログラムの一環で、9月9日〜11日に行われたカルフォルニア大学サンフランシスコ校のTetradリトリートへ参加させていただきました。ここに、報告をさせていただきます。

リトリートはサンフランシスコから車で3時間程の、タホ湖のほとりにあるグランリバッケンという自然豊かなリゾートで開催され、2泊3日の日程で研究発表やパーティーが行われました。PIによる研究発表は、自分の研究に近い分野のものはあまりなかったのですが、どの先生の発表もユーモアを交えながらの大変活気にあふれたもので、なじみのない内容でも非常に興味深く聞くことができました。夜には新入生歓迎イベントが行われ、上級生によるSkitとよばれる出し物や深夜まで続くパーティーで大変盛り上がり、UCSFの学生のパワーに圧倒されました。ポスター発表では私たちも発表の機会をいただき、UCSFの何人かの研究者とディスカッションをさせていただきました。自分の研究について様々な視点から貴重な指摘をいただいたりして、有意義な時間を過ごせました。また、食事やパーティーの際にはUCSFのPIと研究内容のことや、日本とアメリカの研究環境や研究者の置かれている状況などについていろいろな話をさせていただき、いろいろと考えさせられることも多く、貴重な体験でした。

リトリートの前後にはUCSFのProfessor. Rik DerynckおよびDr. Katja Brücknerのラボを訪問しました。ラボミーティングで自分自身の研究発表をさせていただき、現在行っている研究について多くのコメントをいただき、非常に有意義なディスカッションをさせていただくことができました。また、研究室のメンバー一人一人とディスカッションする機会をいただき、各メンバーの現在行っている研究について説明を聞き、詳細な議論をさせていただきました。また、研究室の方々はみなとても親切にしてくださり、研究内容のことだけでなく、研究室のことや生活のことなどもいろいろと聞くことができ、大変参考になりました。

今回のプログラムでは本当に充実した時間を過ごさせていただきました。私は留学を希望しておりましたが、今回のUCSF訪問を経て、留学先も無事決定しそうです。このような素晴らしい機会をいただけたことに深く感謝しています。最後になりましたが、プログラムの遂行に当たってご尽力くださった多羽田先生とUCSFでお世話になった先生方に心より御礼申し上げます。