東京大学グローバルCOE 生体シグナルを基盤とする統合生命学
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報告書

分子細胞生物学研究所 情報伝達研究分野 大西 啓介

 NIH Research Festivalに参加する機会を頂きましたので報告致します。NIHはWashington D.C.市内から地下鉄Red lineに多少の緊張感を持ちながら揺られること20分ほどの位置にあります。NIH付近には自然も豊富にあり、リスが草むらで何かをむさぼり食う姿をみて飛行機や時差に疲れた心が和みました。Festivalは学生や若手のポスドクが研究の途中経過を発表すると聞いていたのですが、意外に年配の方も多数発表なさっており、完成された話も多く聞くことができ、むしろ非常によかったと思っています。

 しかし実は真のメインはFestival後のラボ訪問にありました。予め日本からアポをとっておいたラボのPIの方々並びにポスドクの方々とお互いの研究に関する話をし、また様々な設備も見学させて頂き非常に意義深いものとなりました。特にDr. Sargentにはセミナーまで開催して頂き、とてもよい経験をさせていただきました。

 また今回は特にホストラボというものはなかったのですが、宮島先生のラボご出身で今はNIHでPIとして独立してご活躍なさっている向山先生がNIHを案内して下さり、またポスドクの就職全般を取り扱うオフィスのDr. Milgramと話し合う機会も用意して下さいました。彼女からNIHでポスドクすることの意義やメリットなど様々な話が聞け、海外でポスドク生活をしたいという気持ちがよりいっそう膨らみました。

 最後になりましたが、宮島先生、向山先生をはじめ今回のプログラムの実施に関わった全ての方に感謝の意を表します。