人類学演習Ⅲ/人類学セミナー3

染色体研究の過去・現在・未来:核型進化、染色体テリトリー、核内動態研究

田辺 秀之 先生(総合研究大学院大学 先導科学研究科 生命共生体新科学専攻)

2019年05月24日(金)    16:50-18:35  理学部2号館 201号室   

細胞核内の染色体は高度に区画化された「染色体テリトリー」を持ち、その核内空間配置に関する規則性や動態については、ここ20年余りの様々な研究から明らかにされつつある。1970年代以降のCytogeneticsの歴史的な発展と変遷にふれながら、2D-/3D-FISH法による霊長類、哺乳類の核型進化研究、染色体テリトリーの核内配置研究をレビューするとともに、染色体研究の最近の動向とそれに続く未来についての私見を紹介したい。

<今後の予定>
 5月 31日 中山 一大 先生
 6月 7日 松村 秋芳 先生
   14日 Dr. MARTINEZ OKUMURA