人類学演習 談話会

エジプト考古学とミイラの科学的研究

河合 望 先生(早稲田大学高等研究所)

2014年05月09日(金)    16:40~18:10  東京大学理学部二号館 402教室   

エジプトでは集落遺跡に対して、墓や神殿といった遺構が極めて良好に残っており、エジプト考古学は、主に墓地や神殿が研究の対象とな
っています。私が発掘調査主任として携わっているアブ・シール南丘陵遺跡も例外ではありません。本発表では、前半でエジプト考古学に
おける墓と埋葬の研究を自らが発掘調査を行ってきた遺跡を例に挙げながら紹介し、後半では最新の科学技術を駆使したエジプトのミイラ
研究の現状について紹介する予定です。