エチオピア、アファール地溝帯南西部の古人類学調査

日時: 7月4日(火)16:30〜18:00
演者:諏訪元(総合研究博物館)
演題:「エチオピア、アファール地溝帯南西部の古人類学調査」
場所:理学部2号館402教室
区分:人類学談話会
要旨:1990年代の野外調査により、初期人類の最古の化石は少なくとも600万 年前までさかのぼることが明らかになった。これらの発見の形態学的比較分析は、現 在、各研究チームによって継続中であり、最古の人類祖先像の構築が進んでいる。一 方、人類起源期とその直前の時代と思われる、1300万から700万年前ごろの東 アフリカの霊長類化石記録は、従来から、ごくわずかしか知られていない。そこで、 数年前からエチオピアで、この空白をいずれは埋めることを目指して、予備調査を少 しづつ進めている。そうした調査状況を紹介する。