先祖返り実験:哺乳類特異的な配列を削られたマウス

日時:7月4日(金)16:30−18:00
場所:理学部2号館402号室
演題:先祖返り実験:哺乳類特異的な配列を削られたマウス

講演者: 那須 信先生(分子人類・分子進化学研究室)
講座区分:人類学談話会


要旨: 
とある脳に住むホムンクルスたちの会話。 ホムンクルスAは尋ねた。「種特異性って何だろう?」 ホムンクルスBは答えた。「その種に特有の形質があるってことじゃない?」 ホムンクルスAは重ねて尋ねた。「種特有の形質ってどうやって獲得されるんだ ろう?」 ホムンクルスCが代わって答えた。「種特異的な遺伝的変化が起こるんじゃない?」 ホムンクルスDはつぶやいた。「それって逆戻りできないかな?」 ホムンクルスEは言った。「ヒトをサルにしたらおもしろいんじゃない?」 ホムンクルスFは即答した。「ヒトは無理だよ・・・。同じ哺乳類ってことで、 マウスはどうかな?」 ホムンクルスGは賛同した。「マウスいいね!どういう形質でやる?」 ホムンクルスHは提案した。「脳の進化がおもしろいよ!」 ホムンクルスたちは決意した。「脳の特性に関係しそうな遺伝的形質を先祖返り させてみよう!」

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