動物科学特論II

317Zoological Conference

 

 

日時: 125(水)16:00-17:00 

演者: 茅野 春雄 博士(北海道大学名誉教授)

演題: 昆虫、その静と動

 

 

 現代生物学は生命の共通性をひたすら追求し、発展してきた。一方、生物の多様性も依然として、研究者を魅了する。昆虫と哺乳類は、それぞれ無脊椎動物と脊椎動物の頂点に立っている。そして、変温動物でもある昆虫、とくに温帯地方より高緯度地域にすむ昆虫は“静”を冬に、“動”を夏に同調させなければならない。静の極限は休眠であり、動の極限は強力な飛翔力である。この静と動を支える仕組みについて、論じてみたい。

 

 

 

場所:理学部2号館 第1講義室(201号室)

担当: 東京大学大学院理学系研究科・生物科学専攻・動物科学大講座

  (TEL: 03-5841-4018) 細胞生理化学研究室