動物科学特論II
第312回Zoological Conference
日時: 7月18日(水)16:00-17:00
演者: 高橋伸一郎 博士(東京大学大学院農学生命科学研究科応用動物科学専攻動物細胞制御学研究室)
演題: インスリン様成長因子が特定の生理活性を発揮する分子機構
インスリン様成長因子(IGF)は、多くの細胞の増殖・分化を誘導あるいは細胞死 を抑制し、in vivo系においても、動物の正常な発生・発達や成長に必須なホルモンである。IGFの特徴の一つは、その生理活性が他の成長因子やホルモンなどによって増強される点で、IGFの生理作用発現機構を明らかにするためには、他の因子とIGFの相乗作用発現機構を解明する必要がある。今回は、甲状腺細胞の増殖誘導を例にして、トロピックホルモンとIGFのシグナルインテグレーションについて紹介する。
場所:理学部2号館 第1講義室(201号室)
担当: 東京大学大学院理学系研究科・生物科学専攻・動物科学大講座
(TEL: 03-5841-4018) 分子生物学研究室
(*動物発生学研究室担当のセミナー(7月4日予定分)は都合により9月以降に変更になりました。)