生物化学科のカリキュラム

生物化学は生命現象の普遍的なメカニズムを分子・遺伝子レベルで解明することを目指した学問です。東京大学 理学部 生物化学科では、生物学・物理学・化学の総合的な知識を基盤として生命科学研究を推進できる人材の育成を目標に教育・研究を行っています。

  • 第4学期には12単位以上の選択科目を物理学科・化学科・生物学科・生物情報科学科などで行われる授業科目を受講し、幅広い分野の知識を修得することを推奨しています。
      → 第2学年Aセメスター専門科目の時間割表はこちら
  • 第3学年および第4学年では、合計63.5単位以上の専門科目(ただし、第4学期の専門科目および教職課程科目を除く)を学習します。
      → 第3・第4学年の科目表はこちら
  • 学生実習(生物化学実験Ⅰ・Ⅱ)は必修です。第3 学年の月曜日から金曜日の午後はすべてこれに充てられます。
      → 第3学年の時間割表は
    こちら
  • 第4学年は研究室に配属され、必修の卒業研究(生物化学特別実験Ⅰ・Ⅱ,生物化学演習Ⅰ・Ⅱ)を行います。
      → 第4学年の時間割表はこちら

 

3年生夏学期 講義

生物物理化学I タンパク質・核酸の構造と機能、X線結晶構造解析やNMRなどの構造解析手法の基礎を学びます。
生体物質化学I アミノ酸・ペプチド・タンパク質の構造と機能について、生化学的な基礎を学びます。
生体物質化学II 糖質・脂質の化学的性質とその生物学的な意義、および、代謝の生物学について学びます。
細胞分子生物学I 真核生物のゲノム・クロマチン構造、DNA複製、組換え、修復、細胞周期などについて学びます。
細胞分子生物学II 染色体の構造・機能制御、染色体分配機構、転写・翻訳やRNA分子について学びます。
酵素学 生命活動を支える酵素の基礎を学びます。
生物化学実験法 基礎から応用までの実験手法や原理、パソコンを用いたデータ処理の手法について学びます。

3年生夏学期 学生実習

生化学・分子生物学などの基本的な実験技術の修得を目指します。
  • ピペットマン、電子天秤、分光光度計などの実験器具の使用法
  • 遺伝子DNAの取扱いの基礎、組換え大腸菌の培養、プラスミドDNAの調製、薬剤耐性遺伝子のクローニング
  • タンパク質の精製・定量・結晶化、酵素反応速度論、ウエスタンブロッティング

さらにDNAシークエンシング、遺伝子発現プロファイリング、生化学反応シミュレーション等の実習も行います。

詳細はこちら (PDF, 1565KB)

 

3年生冬学期 講義

生物物理化学II 生体高分子のX線結晶構造解析法や核磁気共鳴法、分光測定の理論と実践を学びます。
細胞生理化学 神経細胞の構造・性質・動作原理の基礎を学びます。
分子遺伝学 遺伝学の基本原理と遺伝子機能の実例について学びます。
細胞情報学 細胞内および細胞間のシグナル伝達について学びます。
分子生命科学I 細胞のイオン輸送、幹細胞、がん、記憶などを中心に、生命科学の歴史から最先端まで学びます。
分子生命科学II 基礎生命科学の問題の解明から医科学への応用までの幅広いトピックスについて学びます。
分子生命科学III 脳神経科学の基礎を学びます。

 3年生冬学期 学生実習

大腸菌、ショウジョウバエ、線虫、ゼブラフィッシュ、マウスなど様々なモデル生物を用いて、分子レベルから個体レベルにわたる最先端の研究手法を学びます。生物化学科の各研究室の教員と学生が持ち回りで指導するので、4年次の卒業研究や各研究室の雰囲気を体感することができます。

詳細はこちら (PDF, 1290KB)

 

4年生夏・冬学期 卒業研究

各研究室に配属され、各自が最先端の研究テーマについて研究を行います。研究室の教員や学生とのディスカッションを通じて研究に対する姿勢を学び、主体的に研究計画を立てて研究を行います。年度末に行われる卒業研究発表会では、一年間の研究成果を発表します。卒業研究の成果が一流科学誌に掲載されることもあります。